Mozilla、セキュリティ問題を修正したFirefox最新版発表~2.0系は最終リリース

 Mozilla Foundationは12月16日、オープンソースのWebブラウザ「Firefox 3.0.5」と「Firefox 2.0.0.9」をリリースした。ともに、セキュリティ問題を修正し、安定性を強化した。MozillaのWebサイトでダウンロードが可能。Firefoxユーザーは2日以内に自動でアップデートされる。

 Firefox 3.0.5では、セッション復元機能におけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性、XSSとJavaScriptの特権昇格など、重要度「最高」の脆弱性3件を含む、合計8件が修正された。このほか、安定性に関する問題も修正されている。また、議論されていたEULA(エンドユーザーライセンス契約)が廃止され、初回インストール時に情報バーの形で表示されるようになった。

 Firefox 2.0.0.9は、9件の脆弱性修正、安定性の強化などが行われた。Mozillaでは、2.0.0.9がFirefox 2系で最後のアップデートになるとし、バージョン2を利用するユーザーにFirefox 3へのアップグレードを奨励している。バージョン3で提供されているフィッシング詐欺を警告する機能は、バージョン2では提供されないという。

Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org