Mozilla、修正漏れに対応した最後の2系「Firefox 2.0.0.20」をリリース

 Mozilla Foundationは12月18日(米国時間)、オープンソースのWebブラウザ最新版「Firefox 2.0.0.20」をリリースした。16日にリリースしていた2.0.0.19で、脆弱性の修正に対応漏れがあったことを受けてのもの。バージョン2系では最後のアップデートとなる。

 Mozillaは16日、「Firefox 3.0.5」とともに、バージョン2系で最後となる2.0.0.19をリリースしていた。だが17日、Mozillaの開発者、Mike Beltzner氏は、リリースした2.0.0.19は「不完全だった」として、すぐにでも2.0.0.20をリリースすることを明らかにしていた。Beltzner氏によると、ビルドプロセスにある誤記が原因で、Windows版は10件中9件の脆弱性にしか対応していなかったという。

 Mozillaはバージョン2系のセキュリティ/安定性アップデートを12月中旬で打ち切ることを発表しており、バージョン2系のユーザーに対し、3系へのアップデートを推奨している。

Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org

「Firefox 2.0.0.20」ダウンロード
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/all-older.html