富士通SSL、「GroundWork Monitor」を活用した独自監視サービスを提供開始

 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL、本社:川崎市)は2008年12月17日、米GroundWork Open Sourceが開発するオープンソースのシステム統合監視ソフト「GroundWork Monitor」に、日本企業向けの独自サービスを追加して提供を開始した。価格は個別見積もり。

 インストールやサポートなどを行う既存サービス「GroundWork Monitor導入サービス」のオプションメニューで、新規開発した「スケジューラ連携」「リソース使用状況自動確認」「マシン室環境連携監視」の3つの独自メニューを追加した。

 「スケジューラ管理」は、富士通SSLが開発したスケジュール管理機能と連携して、画面上にシステム計画停止時間帯や障害状況を表示。システム運用が予定通りであるかを確認できる。

 「リソース使用状況確認」は、サーバのリソース使用率が一定以上を超えた場合、どのアプリケーションがリソースを消費しているか自動的に確認。障害解析でスムーズに原因を特定できる。

 「マシン室環境連携監視」は、マシン室の温湿度センサーと連携監視して、サーバダウンなどのトラブルを未然に防ぐ。

 また監視対象機器数も、従来の50台以下から、日本限定で100台まで拡大した。このほか、GroundWork Monitorの国内代理店プレセンチア(本社:東京都台東区)が日本語化したGroundWork製品を採用して日本語表示に対応。顧客からの要望に応えた。

 富士通SSLはGroundWork Monitor事業全体で3年間に5億円の販売を目標としている。

富士通SSL
http://www.ssl.fujitsu.com/

GroundWork Open Source
http://www.groundworkopensource.com/

プレセンチア
http://www.praesentia.co.jp/