SRAなど3社、大規模開発向けのアジャイル開発ソリューションで協業

 SRA(本社:東京都豊島区)、チェンジビジョン(本社:東京都新宿区)、日本IBMの3社は2008年12月5日、大規模・分散開発環境向けの「アジャイル開発」ソリューションで協業すると発表した。2009年中に200社への導入を目指す。

 日本IBMの協調型プロジェクト管理製品「Rational Team Concert」と、Rational上で動作するチェンジビジョンのタスク共有支援ツール「TRICHORD for RTC」を組み合わせ、「プロジェクトコラボレーション・ソリューション」として提供する。

 アジャイル開発は、開発者が1カ所に集まって、密にコミュニケーションを取る必要があるため、従来は小規模開発に向くとされてきた。同ソリュシューションでは、プロジェクトを“見える化”して、50人以上の大規模・分散環境にも、アジャイル開発を適用できるようにした。

 SRAは、同ソリューションを「アジャイル開発プロセス化」ソリューションとして販売。アジャイル開発を実施する上でのコンサルティングや、販売・導入支援、使用方法の指導などを行う。3社合わせて20人規模の人員で開始し、販路拡大にあわせて強化してゆく予定。

 このほか、ビジネス推進の観点からみたシステム開発のあり方や、それに対するアジャイル開発の有効性・必要を解説する共同セミナーを年6回程度開催する。初回は2009年2月の予定。

SRA
http://www.sra.co.jp/

チェンジビジョン
http://www.change-vision.com/

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/