米IBM、メインフレーム向け「Cognos 8 BI」を発表

 米IBMは6月30日(米国時間)、自社メインフレーム向けにポーティングしたBIソリューション「IBM Cognos 8 Business Intelligence for Linux on System z」をことを発表した。Linux/メインフレーム環境で直接BIを動かすことで、情報を迅速に活用できるという。

 Cognos 8 BIは、IBMが2008年2月に買収したカナダCognosのBIスイート。レポーティング、分析、ダッシュボード、スコアカードなどの機能を提供する。IBMは今回、買収完了時に発表していた計画通り、同BIツールをLinuxをベースとしたメインフレーム「IBM System z」に対応させた。

 System z上で直接動作するため、これまでのようにデータウェアハウスを介することなくトランザクションデータなどのミッションクリティカルなデータを分析可能となった。これにより、メインフレームへの投資を活用でき、業績や意思決定を改善できるとしている。IBMは、Cognos 8 BIとSystem zの組み合わせにより、「高度なアプリケーションを動かす戦略的プラットフォームとして、メインフレームが復活した」としている。

米IBM
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