日本情報化農業研究所、オープンソースCMS「SOY CMS」最新版

 京都大発ベンチャー企業の日本情報化農業研究所(本社:京都市)は2008年6月17日、オープンソースの汎用中小規模CMSの最新バージョン「SOY CMS 1.1.4」をリリースした。バグフィックスのほか、Blogger API対応などの機能を追加した。

 1.1.4では、ブログ執筆用のBlogger API対応クライアントソフトを使ってSOY CMS上に記事投稿できるようになった。このほか、SOY CMSサイト間で連携できるリンク機能や、トラックバックやコメントの許可・拒否設定機能などを追加した。

 併せて、付属のオープンソースWYSIWYGエディタ「TinyMCE」も新版に入れ替え、動作速度を改善した。ライセンスは従来と同じく、無償のGPL 2とソースコード開示義務のない有償ライセンス(5万2500円、180日以内3インシデントまで無料サポート)のデュアルライセンスで提供する。

 同社によると、SOY CMSは中小規模サイト向けに機能性とデザイン性、利用の容易性の両立を目的に開発したソフトで、機能追加では基本部分の複雑化を避け、可能な限りメジャーバージョンアップは行わない方針という。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本情報化農業研究所
http://www.n-i-agroinformatics.com/

SOY CMS公式サイト
http://www.soycms.net/