米Facebook、アプリ開発プラットフォームをオープンソースに
SNS大手の米Facebookは6月2日(米国時間)、オープンソース戦略「Facebook Open Platform」を発表した。自社SNS向けアプリケーション開発プラットフォーム「Facebook Platform」の一部をオープンソースにする。開発者は、専用サイトであるFacebook Open Sourceでソースコードを入手できる。
Facebookは昨年5月、Facebook Platformを発表、サードパーティによるFacebook向けアプリケーション開発を促進するプラットフォーム戦略をとった。現在、約40万人の開発者がおり、開発されたアプリケーションは2万4000種にのぼるという。1日140種類のアプリケーションが新たにディレクトリに加わっているという。
Facebook Open Platformでは、APIインフラ、FQL(Facebook Query Language)パーサー、FBML(Facebook Markup Language)パーサー、FBJS(Facebook JavaScript)など、Facebook Platformの大部分のソースコードを公開する。このほか、よく利用されるメソッドとタグの実装部分もオープンソース化する。ライセンスは、Common Public Attribution License(CPAL)とMozilla Public License(MPL)を採用した。これにより、開発者はテストサーバーの作成、ツール構築、アプリケーション最適化を行えるとしている。
SNSでは、米Googleが「OpenSocial」として、SNSアプリケーション開発プラットフォームを標準化しようとしている。
米Facebook
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