米Novellの第2四半期、Linux製品が牽引し増益
米Novellは5月29日(米国時間)、会計年度2008年第2四半期(2月ー4月期)の業績報告書を発表した。同期の収益は、赤字を計上した前年同期から大きく改善して587万ドルの黒字となった。1株あたり利益は2セント。売上高は、前年同期比2%増の2億3600万ドルだった。
第2四半期の収益は、前年同期の289万ドルの赤字から、587万ドルの黒字となった。黒字は前期(2008年第1四半期)から2期連続となる。
事業別の売上高は、オープンプラットフォームソリューション部門が3000万ドルとなった。このうち2900万ドルがLinux製品で、前年同期比31%増で拡大した。ID・セキュリティ管理部門は3100万ドル、ID・アクセス管理製品部門は4100万ドルだった。システム・リソース管理部門は4100万ドルで前年同期比15%増、ワークグループ部門は同1%減の9200万ドルだった。
NovellのCEO兼社長、Ron Hovsepian氏は、「Linux、ID、システム、リソース管理などでの強い成長が牽引した」とコメント、今年度の財務目標を達成できるとの見通しを示している。Novellでは会計年度2008年通年の売上高を、9億4000万ドルから9億7000万ドルの間としている。
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