米IBMがService Managementを拡充、運用管理を効率化

 米IBMは5月19日(米国時間)、管理ソフトウェアTivoliラインに複数の新製品を追加、包括的IT管理サービス「IBM Service Management」を拡充した。ITサービスデリバリとプロセスオートメーションなどのメニューを追加、企業は技術投資を最大に活用できるとしている。

 Service Managementはソフトウェア、サービス、要求ベースでハードウェアサポートを一体化したサービス。IBMではこれにより、IT運用を工業化(インダストリアリゼーション)する、としている。

 今回、高品質かつ効率のよいITサービスを提供するためのソリューション「Service Delivery and Process Automation」を追加した。「IBM Tivoli Process Automation Platform」をベースに、インフラとアプリケーションの関係を把握しながら、タスクやプロセスの定義やオートメーションなどの作業を共通化する。「IBM Tivoli Change and Configuration Managemtn Database」を補完するものとなり、単一のユーザーインタフェースを利用して、プロセスやタスクを管理できるという。

 アプリケーションのモニタリングやシステム管理分野では、新製品「IBM Tivoli System Automation Application Manager」「IBM Tivoli Composite Application Manager」、サービス「IBM Event Management and Monitoring Services」を発表した。

 また、Service Managementを迅速にスタートするための「Service Management Quick Start」とサービスのヘルスチェックサービス「Healthcheck」も発表した。Quick Startは、「IBM Tivoli Unified Process」などのIBMのサービス管理技術と知識を利用して迅速な実装を可能にした。Healthcheckは、IBMのツールを利用してサービス管理プロセスの処理、ベストプラクティスとの比較などを行う。

米IBM
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