米MicrosoftがLive Mapsをアップデート、交通混雑予想技術「Clearflow」を導入

 米Microsoftは4月10日(米国時間)、オンライン地図サービスの最新版「Windows Live Maps」を公開した。KMLなどのファイルをサポート、交通混雑回避のための新技術「Clearflow」も採用した。「Safari」「Internet Exploler 8」に対応するなど、Webブラウザの互換性も強化した。

 最新版では、Live Mapsとナビゲーション端末との連携を強化した。KML、GPX、GeoRSSなどのフォーマットをサポート、Live Mapsの“コレクション”をこれらのファイル形式でエクスポート可能となり、携帯型ナビゲーション端末に直接ロードできるようになった。KMLファイルをインポートしてGeoRSSに変換するといったこともできるという。

 Microsoft Researchが開発したClearflowの採用も特徴となる。Clearflowは、AIと交通混雑サービスを利用して交通渋滞を予想するシステムで、これを利用することで最適なルート、所要時間を表示できるという。

 三次元表示の「Virtual Earth」もバージョン2にアップグレードした。バージョン2ではさらに精度を高め、視覚効果に優れた表示が可能となった。まずは、ラスベガスなどの米国数都市に対応、その後、ほかの都市でも導入するという。

 このほかの強化としては、1クリックでルートを表示する機能でインタラクティブ性を加えた。また、マッシュアップ用のオーバーレイツールMapCruncherも強化、MapCrunchのレイヤをコレクションに追加し、Virtual Earth内で共有するなどのことができるという。

米Microsoft
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