米MS：SNS大手5社と“アドレス帳”データを移行可能に

　米Microsoftは3月25日（米国時間）、複数のSNSの間で“アドレス帳”データを移行させる技術で、Facebookなど米SNS大手5社と提携したと発表した。従来よりも安全かつ簡単にデータを移行できるという。

　Microsoftの「Windows Live Contacts API」を活用する。同APIは、Microsoftのメッセンジャーソフトに登録した連絡先（Contact）を他のサービスが取得するためのソフトウェアの仕組みで、各社が、これを介して相互に連絡先データをやり取りできるようにする。

　5社は、Microsoftが出資しているFacebookのほか、Bebo、hi5、LinkedIn、Tagged。このうちFacebookとBeboは、すでにWindows Live Contacts APIに対応済みで、残りの3社も数カ月中に対応する予定。

　Windows Live Contacts APIを使った場合、データの移行時に認証画面を表示するため、フィッシングでデータをだまし取られる危険が小さくなるという。【高森　郁哉／Infostand】