SNS:米Facebookがプライバシー保護を強化

 米SNS大手のFacebookは3月18日(現地時間)、プライバシー管理機能を強化して19日から提供すると発表した。一部の機能で、プライバシー侵害の非難を受けていたが、信頼回復を図る。

 ユーザーがFacebook上で共有する情報の範囲と相手を、従来よりもきめ細かく設定できるようにする。たとえば、「友達の友達」についての新しいオプションでは、友人のページを経由してアクセスしてきた人と、情報を共有するかどうかを選ぶことができる。

 また、昨年12月に導入した「友達リスト」機能についても、リストに含まれる特定のグループや個人に対し、どの情報を共有するかを個別に設定できるようにする。

 Facebookでは、昨年導入した“口コミマーケティング”機能で、ユーザーがオンラインで購入した品物の情報が、知らないうちに友人に公開されてしまうというトラブルがあった。これに対して市民団体などの批判が高まり、同社はプライバシー保護の強化を約束していた。【高森 郁哉/Infostand】

Facebook
http://www.facebook.com/