米Oracle、XQilla XQueryエンジンをオープンソースとして公開

 米Oracleは3月18日(米国時間)、自社XMLデータクエリ技術「XQilla XQuery」エンジンをオープンソースとして提供することを発表した。ライセンスは「Apache License Version 2.0」を採用、SOAやエンタープライズコンテンツ管理分野におけるXMLとXQueryの採用を促進する狙いだ。

 XQillaは、標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)勧告「XQuery 1.0」の実装で、XMLデータをクエリできる言語。RDBMSにおけるSQLにあたるもので、ドキュメント、インターネットコンテンツ、データベース、Webベースのコンテンツなどを取り扱うことができる。

 Oracleではオープンソース化することで、SOAやエンタープライズコンテンツ管理などのアプリケーションにおけるXMLとXQueryの採用を促進するという。

 開発者はソースコードを利用して商用およびオープンソースアプリケーションを構築できるほか、修正や改変、バイナリでのディストリビューションも可能。XQillaプロジェクトは今後、SourceForge.netで運用していく。

 Oracleは、XQilla XQueryを自社XMLデータベースの「Oracle Berkeley DB XML」でも採用、XQuery/XMLドキュメントレポジトリを提供する。

米Oracle
http://www.oracle.com

XQillaプロジェクト
http://xqilla.sourceforge.net/