米IBM、企業のSNS利用を促進する新サービス

 米IBMは3月4日(米国時間)、企業や組織でのSNSによるコラボレーションを促進するソリューションパッケージ「Enterprise Adaptability」を発表した。これを利用すると、企業はSNSをすばやく導入でき、社員の才能を発掘したり、実力を最大限に活用できるという。

 Enterprise Adaptabilityは、IBMのコラボレーションソフトウェア群「IBM Lotus Software」、買収したコンテンツ管理ベンダーFilenetの技術、それにIBMのコンサルティングをパッケージにしたもの。ポータル、コンテンツ管理、コラボレーションを組み合わせ、Web 2.0技術を事業運行に取り入れることができるとしている。

 効果的なSNSの導入と導入後の利用を促進するため、プランニング、適用、実装の3フェイズで進める。プランニングでは、現在の社内、対パートナー、対顧客のやりとり方法を評価することで、SNSの実装プランを練る。適用では、SNS利用を促進するイベントのほか、分析、やりとりパターンの識別などのことを行っていく。実装では、既存アプリケーションへの組み込みのほか、結果とメリットの測定などの機能を利用してROIを測定できる。

米IBM
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