無線LAN:2人に1人が“ただ乗り”経験 英社調査

 英Sophosが11月15日(現地時間)発表したネットユーザー対象のアンケート調査によると、他人の無線LANアクセスポイントに無断で接続した経験のある人が全体の半数を超えていた。無防備な家庭無線LANネットワークに、ちゃっかり“ただ乗り”しているユーザーが多いことが分かった。

 英Times紙の委託を受けて行った調査で、10月末から11月上旬にかけてオンラインで実施した。560人から回答があり、この54%が「他人の無線LANに、無断で接続したことがある」と答えた。「ない」は46%だった。

 Sophosによると、家庭の無線LANの多くは、暗号化やパスワードによる保護を怠っており、通行人や隣人がただで使える状態になっているという。こうした外部からの利用は、大容量のファイルをやり取りされた場合などに、通信速度が影響を受けるだけでなく、内容の傍受や企業の不正侵入に利用されるおそれもあるとしている。

 同社は、無断接続を防ぐためのアドバイスとして、▽強力な暗号化機能の適用▽パスワードの初期設定からの変更▽無線LANの名称の秘匿▽不要な時間帯の停止――などを挙げている。【高森 郁哉/Infostand】

Sophos
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