IBM、アクセシビリティ・フレームワークをEclipse Foundationに寄贈
米国IBMは12月4日(現地時間)、アクセシビリティ向上のためのフレームワーク「Accessibility Tools Framework(ACTF)」をオープンソース・コミュニティであるEclipse Foundationに寄贈すると発表した。
ACTFは主に視覚障害に対応するアクセシビリティ・フレームワークで、そのAPIやコンポーネントを利用することにより、開発者はアクセシビリティ評価ツールや、視覚障害者向けアプリケーションを構築することができるという。なお、ACTFを利用したアプリケーションとしては、日本IBM東京基礎研究所が開発する視覚障害者向けマルチメディア・プレーヤ「IBM Accessibility Internet Browser for Multimedia(aiBrowser)」がある。
IBMとしては、ACTFの開発にコミュニティの活力を注入することで、機能の向上と対応アプリケーションの開発を促進し、ACTFの適用範囲を視覚障害以外の障害者や高齢者、技術的初心者などへも広げていきたい考えだ。
Eclipse Foundation
http://www.eclipse.org/