米IBM、モバイル対応の「Lotus Expeditor」をリリース

 米IBMは3月20日(米国時間)、Eclipseをベースとしたデータ統合フレームワークの最新版「IBM Lotus Expeditor 6.1.2」を発表した。最新版は携帯端末に対応、マッシュアップなどの技術を利用したリッチアプリケーションなどを携帯電話にも配信できるという。

 Lotus Expeditorは、Eclipseのほか、OSGi(Open Service Gateway initiative)のプログラムモデルなど、標準を採用したソフトウェアプラットフォーム。最新版では、Eclipseの組み込み向けリッチクライアント開発プラットフォーム「Eclipse embedded Rich Client Platform(eRCP)」を採用、モバイル端末をサポートする。

 開発者は、「IBM Lotus」や「IBM WebSphere Portal」などのWebSphere技術、Eclipse、さらにはMicrosoftアプリケーションなどのインフラ技術の拡張機能として利用し、デスクトップPCだけでなく、「Microsoft Windows Mobile」対応携帯電話などのモバイル端末でも動作するリッチクライアントアプリケーションを開発できる。

 SNS、マッシュアップを利用したビジネスアプリケーションを携帯電話に対応させることで、生産性や効率が改善するという。同ソフトウェアは、「IBM WebSphere Everyplace Deployment」「IBM Workplace Client Technology」の補完となる。

米IBM
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