OS:Vistaのシェアは5%台 8割がXPのまま

 コンサルティング会社の米Janco Associatesはこのほど、企業が使用しているOSは依然として「Windows XP」が中心で、最新版の「Vista」のシェアは5.69%にとどまっていると発表した。米Microsoftは個人より法人を優先、企業には昨年11月からVistaを販売しているが、伸び悩んでいる。

 XPのシェアは80.18%、XP/Vista以外のWindowsが9.91%。Windows全体では95.79%で、依然として圧倒的な強さを示しているが、Vistaは1割に達していない。企業は不具合の修正が一段落するのを待って、様子見しているとみられる。

 年初の1月時点では、XPが81.03%、Vistaが0.7%、XP/Vista以外のWindowsが14.59%だった。その後、XPのシェアは大きく変動しておらず、企業が継続使用していることが、うかがえる。一方、XPより古い「Windows 98」などからVistaへの乗り換えが、徐々に進んでいる模様だ。

 シェアの推計は、法人向けのウェブサイトで、アクセスしてきたパソコンのOSを検知、集計する方法で行われた。【南 優人/Infostand】

Janco Associatesの発表
http://www.e-janco.com/browser.htm