ブラウザー:IEのシェア、3カ月連続で増加 下げ止まり感

 米Net Applicationsは8月1日(米国時間)、7月分のブラウザー世界シェア推計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は78.98%(6月は78.84%)。最近まで減少が続いていたが、これで3カ月連続で、わずかながら増加しており、下げ止まり感が出ている。

 4月時点では78.03%まで低下していた。これまでも1カ月だけ増加に転じることは度々あったが、3カ月連続は調査開始(04年10月)以降では初めて。昨秋に新版の「IE7」が登場、今年1月から「Windows Vista」の店頭販売が始まったことなどで、シェア減少に歯止めがかかった可能性がある。

 一方、ライバルの「Firefox」のシェアは14.37%(6月は14.55%)に微減。4月時点では15.42%に達していたが、その後は、やや押し戻されている。

 3位の「Safari」は4.56%(同4.49%)、「Opera」は0.89%(同0.91%)、「Netscape」は0.75%(0.78%)だった。【南 優人/Infostand】

シェアのグラフ
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