Novellの3Q決算、Linux製品の好調で増収に――赤字は大幅縮小、CFOは「楽観的に見ている」とコメント
第3四半期にNovellが計上した純損失は340万ドルで、前年同期の640万ドルから大幅に縮小している。Novellはこの理由を、「Linux製品が好調だったため」と説明している。
部門別に見ると、オープン・プラットフォーム・ソリューションズ部門の売上高は2,200万ドルで、中でも同部門に属するLinuxプラットフォーム製品部の売上高は、前年同期比77%増の2,100万ドルとなった。
Linuxプラットフォーム製品部が好調だったのは、米国Microsoftと提携したことが挙げられる。なお同社のLinux製品は、「SUSE Linux Enterprise Server」と「SUSE Linux Enterprise Desktop」がある。
また、アイデンティティ&セキュリティ部門の売上高は3,000万ドルで、同部門に属するアイデンティティ&アクセス管理(IAM)製品部の売上高は、前年同期比2%増の2,700万ドルとなった。IAM製品は「Identity Manager」「SecureLogin」「Access Manager」「Sentinel」などがある。
システム&リソースマネジメント部門の売上高は、前年同期比4%増の3,500万ドルとなった。ワークグループ部門の売上高は、同2%減の8,300万ドルとなったが、この金額は事前の売上高予測を上回っている。ちなみにワークグループ製品は、「Open Enterprise Server」「NetWare」「Cluster Services」「GroupWise」「BorderManager」などがある。
NovellでCFO(最高財務責任者)を務めるダナ・ラッセル氏は今回の業績結果に対し、「われわれは注意深く、だが楽観的に見ている」とコメントした。
(ジョン・フォンタナ/Network World オンライン米国版)
米国Novell
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