VMware、IPO公開価格を1株当たり29ドルに設定――8月14日よりNYSEに上場。ティッカーシンボルは「VMW」

 米国VMwareは8月13日、同社が14日に実施するIPO(株式公開)における1株当たりの目標価格を29米国ドルに設定したと発表した。この価格は、同社が予測した開始価格幅(27ドル~29ドル)の上限となる。

 今回のIPOで、VMwareは3,300万株を公開し、合計9億5,700万ドルの資金の調達を計画している。同社の株は、ニューヨーク株式取引所(NYSE)で取引され、そのティッカーシンボルは「VMW」となる。

 発表されたIPOの目標価格は、株式市場がVMware株の取引開始がいかに待たれているかを示す指標となるものだ。同社は9日の時点で、目標価格幅を今年6月時点の予想価格幅(23~25ドル)から押し上げていた。そして、8月13日に米国証券取引委員会とともに目標価格として1株当たり29ドルを提示した(取引業者への料金および他の諸経費を含まない価格)。

 VMwareのIPOは、今年2月、同社の親会社である米国EMC(2004年に6億3,500万ドルでVMwareを買収)による発表で公になった。VMwareは、同社のIPOの目的を、同社の従業員にストック・オプションを提供すること、負債を回収すること、これまでに行ってきた以外の投資を行うこととしている。

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)

米国VMware
http://www.vmware.com/

提供:Computerworld.jp