米Sun:株式の略称を「JAVA」に変更 異例の宣伝戦略
米Sun Microsystemsは8月23日(米国時間)、米ナスダック市場に上場している株式の略称を、従来の「SUNW」から「JAVA」に変更すると発表した。略称は社名の最初の数文字であるのが一般的で、製品名に変えるのは極めて異例だ。27日から実施する。
株価を表示したり速報する時に、社名は長くて不都合であるため、必ず略称が決められている。米Microsoftは「MSFT」、米Yahooは「YHOO」で、イニシャルのような文字列であるのが普通。Sunも従来は、社名を含む形になっていた。上場時に取引所と相談して決定され、めったに変更されることはない。
Javaは、非常に多くのウェブサイトや、携帯電話などで活用されている技術で、NTTドコモの「iアプリ」が身近な例。Sunにとって最大の技術資産となっている。それが略称になれば、毎日のようにニュースに登場し、宣伝効果を期待できる。【南 優人/Infostand】