米MS:画像形式「HD Photo」、JPEGが次世代標準に向け検討

 米Microsoftは7月31日(米国時間)、同社が開発した静止画ファイル形式「HD Photo」の標準化採用に向けて、画像形式の標準化団体「JPEG」(Joint Photographic Expert Group)が検討を開始したと発表した。現行のJPEG形式(.jpg)の次の標準形式として普及する可能性がある。

 HD PhotoはMicrosoftが06年5月に発表した技術(旧称Windows Media Photo)で、ファイルサイズを現行JPEG形式の半分に抑えながら、同等以上の画質を実現でき、元の情報を保ったままの圧縮も可能という。Windows Vistaは同技術に対応している。

 JPEGのメンバーは、次世代標準「JPEG XR」(仮称)のプロジェクトにHD Photoを承認するかを投票で10月上旬までに決める。認められた場合、1年間をめどに仕様の策定・公開が行われることになる。

 Microsoftは、HD Photoが標準形式として承認された場合、同技術の導入に必要な特許をロイヤルティーフリーで提供するとしている。【高森 郁哉/Infostand】

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JPEG
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