巧、Web業務会計ソフトをオープンソース化

 業務システム開発の巧(旧ASP、本社:横浜市)は、Web業務会計システム「助太刀会計」をオープンソース化した「助太刀会計オープンソース版」を2007年6月26日公開した。あわせてコミュニティサイト「助太刀OSSプロジェクト」を開設、開発協力者を募集している。最初の1年間で1万ダウンロードを目指す。

 助太刀会計は、オープンソースのスクリプト言語「PHP」で開発したWeb会計システムで、アルファベットによる勘定科目の検索機能、仕訳辞書や伝票辞書などの本格的な機能を実装している。製品版は複数企業会計に対応している。

 発表したオープンソース版は1企業会計のみの対応だが、会計機能は製品版とほぼ同等という。ライセンスはGNU GPL。同社は、オープンソース化によって、業務システム構築に必要なノウハウの共有と、コミュニティによる製品機能向上を目指すとしている。

 動作環境はWindows 2000/XPまたはLinux。PostgreSQL 7.4/8、Apache 2.0、PHP 4が必要。「助太刀」シリーズは6年間の開発実績があり、ほかに販売管理、就業管理などのシステムがある。これらシステムのオープンソース化も視野に入れているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

助太刀OSSプロジェクト
http://www.sukedachi.org/


http://www.takumi-kk.co.jp/