タイムインターメディア、ナンプレ自動生成アルゴリズムをGPLで公開

 タイムインターメディア(本社:東京都新宿区)は2007年8月27日、数字パズル「ナンプレ(数独)」の問題を自動生成するプログラム「ナンプレ自動生成 Version1.0」をオープンソースで公開した。通常の問題(ヒント数24程度)の場合、0.05秒程度で1問作成できるという。

 利用しているアルゴリズムは、多種類のパズルに適用できる基本アルゴリズムで、特許出願中。高速、高性能で、プログラムサイズもJavaで1000行程度と小さく、携帯ゲーム機や携帯電話などリソースが限られる端末上でも動作可能という。

 同社によると、これまでパズル問題の自動生成は低品質という誤解があり、高品質な自動生成をソースコードレベルで正しく知ってもらうためにGPLライセンスでの公開を決めたという。

 アルゴリズムはゲームメーカーに提供しており、関連ソースの公開が不要な商用ライセンスも用意した。すでにニンテンドーDS用ソフトに採用され、年内に発売されることが決まっている。今後、パズル種別ごとに微調整したアルゴリズムを順次リリースする予定。

 「ナンプレ自動生成 Version1.0」は、同社が運営する電子書籍作成/閲覧サイト「Karetta」からダウンロードできる。また、Javaアプレットとして動作を試すことも可能。9月以降、専用サイトを立ち上げる予定。

 また、技術説明会を8月31日、稚内北星学園大学東京サテライト校(所在地:東京都千代田区)で開催する。アルゴリズム解説のほか、ナンプレ以外のパズルへの適用例なども紹介する予定。入場料は無料。【鴨沢 浅葱/Infostand】

タイムインターメディア
http://www.timedia.co.jp/

Karetta
http://karetta.jp/