NECとXenSource、プラットフォーム仮想化ソリューション事業でグローバル提携
NECと米XenSourceは2007年6月25日(米国時間)、プラットフォーム仮想化ソリューション事業で戦略提携したと発表した。日本国内とグローバルに展開するもので、まずNECがXenSourceの仮想化製品「XenEnterprise」を8月からOEM販売する。
複数の仮想化製品が混在したシステム環境を統合的に管理する「統合VM」の強化の一環。統合VMは、NECが2006年に発表した同社のITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM」で提唱したもので、今後、予想される企業での仮想化製品の混在使用に対応する。
NECは、「XenEnterprise」を再販するほか、統合VMのプラットフォーム管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」にXenSourceの仮想化技術を組み込み、管理対象に加える。仮想化機能を搭載したSigmaSystemCenterと統合VMの提供は12月から順次開始する予定。
また両社で、仮想化製品の管理機能の共同検討、開発を行い、マーケティング活動にも共同で取り組む。NECは仮想化技術では、すでに米VMwareと提携しているが、オープンソースのXenにも対応することでラインアップを強化する。XenSourceはグローバルに展開するNECと組むことでいっそうの拡大を図る。【鴨沢 浅葱/Infostand】
XenSource
http://www.xensource.com/