プロックスシステムデザイン、SWsoftのVirtuozzoを用いた仮想専用サーバサービスを開始

 米国SWsoftの日本法人、SWsoft株式会社(東京都中央区、以下SWsoft)は6月28日、レンタルサーバ事業者のプロックスシステムデザイン(東京都千代田区、以下プロックス)が提供する仮想専用サーバ(VPS)サービス「Dual Stream」において、SWsoftの仮想化製品「Virtuozzo」とサーバ管理ツール「Plesk」、ホスティング自動化ソリューション「HSPcomplete」が採用されたことを発表した。

 Virtuozzoは、Linuxサーバ向けの仮想化製品でオープンソースのOpenVZをベースに開発されている。1つのOS上でリソースをコンテナ化することで、独立したアプリケーション実行環境を提供する。仮想環境ごとにOSを動作させる仮想マシン型の製品と異なり、異種OSを同時に実行することはできないものの、仮想化によるオーバーヘッドが少ないとされている。

 Pleskは、ホスティングサービスプロバイダ向けのサーバ管理ツールで、プロバイダの管理者による仮想専用サーバの作成から、顧客による仮想専用サーバ内の設定管理までをカバーする。また、HSPcompleteは、共用ホスティング、仮想専用サーバ、専用サーバといった各種サービスを集中的に管理することが可能なホスティング自動化ソリューションで、課金システムも統合されている。

 「Dual Stream」では、サーバ仮想化とネットワーク経路およびハードウェアの完全二重化(アクティブ/スタンバイ)により、従来よりも高い可用性を実現しているという。

SWsoft(日本)
http://www.swsoft.com/jp/

プロックスシステムデザイン
http://www.prox.ne.jp/