【米IDC調査】サーバー:第1四半期は6年ぶり高水準 世界出荷額

 調査会社の米IDCはこのほど、07年第1四半期の世界のサーバー出荷額は前年同期比4.9%増の123億9400万ドルだったと発表した。第1四半期の出荷額としては01年以来の高水準。景気回復などから、企業がシステムの強化に積極的になってきたもようだ。

 特に中・上級機が好調。低価格機の出荷額は前年同期比4.7%増だったが、上級機は同8.5%増加した。昨年第4四半期も、上級機の方が低価格機より大きく伸びており、売れ筋の変化が鮮明になった。景気が低迷していた時期は企業が価格重視の傾向を強め、中・上級機は不振だった。

 中級機の出荷額も2.2%増。昨年第3四半期まで前年割れが続いていたが、これで2四半期連続で前年を上回った。

 各社のシェアは米Hewlett-Packard(HP)が29.2%(前年同期は28.2%)で首位、米IBMが28.9%(同28%)で2位。以下は米Sun Microsystems10.9%(同10.8%)、米Dell10.9%(同11.2%)、富士通・Siemens 6.3%(同7%)の順だった。【南 優人/Infostand】

IDC
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