ネットワールドと日本オラクル、データベースログ分析ツールで協業

 ネットワールド(塩田侯造社長)と日本オラクル(新宅正明社長)は、データベースログ分析ツールで協業し、データベースログ 解析/分析を行う「Chakra BI Solution Pack」の販売を開始した。価格は約250万円から。ネットワールドの代理店経由で販売し、今後2年間で200社以上への導入を目指す。

 「Chakra BI Solution Pack」は、ネットワールドが販売するデータベースログ管理ソフト「Chakra」と、「Oracle Business Intelligence Standard Edition」を組み合わせた製品。開発には、ニューシステムテクノロジーからの協力も得た。

 「Chakra」は、パケットキャプチャ型ツールで、リアルタイムでネットワーク経由のデータベースへの全アクセスを監視し、ログとして記録する。「Oracle Business Intelligence Suite Standard Edition」は、「Oracle Database 10g」に最適化されたオンライン分析環境。非定型検索・分析・レポーティングツール「Oracle Business Intelligence Discoverer(Oracle Discoverer)」を中心に、レポーティング、ETL、アプリケーション開発環境などビジネスインテリジェンスに求められる機能を統合して提供。これにより、低コストで強力な分析環境を実現できる。

 「Chakra BI Solution Pack」は、この2つを組み合わせることでデータベースのログデータを多面的に分析、監視できるため、企業の内部統制の確立を実現する。具体的には、内部統制やシステム監査に必要なデータベースアクセスに関する報告書を定期的に作成したり、事故や緊急事態の兆候を知るための分析や、事故が発生したときの迅速な分析が確実に行えるようになる。

ネットワールド=http://www.networld.co.jp/
日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/
ニューシステムテクノロジー=http://www.kknst.com/

提供:BCN