サイボウズなど、Webデータベースを基盤にした内部統制支援システム

 サイボウズ(青野慶久社長)とブリングアップ(国吉拡CEO)は3月19日、従業員2000人以下の中堅企業を対象に、内部統制支援システム「ガンマエンジン・フォー・サイボウズ(ガンマエンジンFC)」の提供を同日から開始したと発表した。税別価格は初年度が年額500万円、2年目以降は年額100万円。

 08年8月から施行される「日本版SOX法」で求められる業務記述書、業務フロー図、RCM(リスク・コントロール・マトリックス)の整備と、それをベースにした内部統制活動の実施や記録(レポーティング)、監査などの作業を手軽に行うことができる。「日本版SOX法」に準拠した「RCM」の項目もテンプレートとして用意しており、販売や購買などの業務プロセスにおけるリスクと、そのリスクに対するコントロール(対処方法)の状況も手軽に管理することができる。

 データはすべてサーバーに蓄積し一元管理できるほか、利用者のログイン情報や書き込み情報などのログ管理、利用者のアクセス権設定機能も搭載し安全性を高めた。これらの操作はすべてウェブ画面上で行うことができ、ブラウザとネットワーク環境があれば簡単にどこからでもアクセスすることができる。

 「サイボウズ Office」「サイボウズ ガルーン」など同社製グループウェア製品との連携も強化。「ガンマエンジンFC」にデータが登録または更新されると、各グループウェア製品のトップページに新着情報を表示させることができる。またRCM情報も一緒に通知し、データが放置されて問題になるのを防止する。各グループウェア製品との「シングルサインオン機能」も搭載する。

 両社は、共同プロモーションなどを行い、1年間で50社以上への「ガンマエンジンFC」の導入を目指す。また、ブリングアップのコンサルテーションを組み合わせ、総合的に企業の内部統制を支援していく。

サイボウズ=http://garoon.cybozu.co.jp/
ブリングアップ=http://www.bringup.co.jp/
「ガンマエンジンFC」(サイボウズ)= http://garoon.cybozu.co.jp/topics/gr21/
「ガンマエンジンFC」(ブリングアップ)= http://www.bringup.co.jp/gamma_cybozu/

提供:BCN