SOHO向けルーターのセキュリティーを強化するPacketProtector

 組み込み型Linuxディストリビューションでは、OpenWRTがよく知られている。SOHO環境で一般的なワイヤレス・ルーターの多くで動作し、その種のものとしては初めて広く使われるようになったディストリビューションだ。 PacketProtector はそのOpenWRTをベースとして作られ、半年前に紹介したX-Wrt紹介記事)と同様、ネットワーク・セキュリティーを強化するための機能を標準搭載している。

IPCop――ネットワークトラフィックを見張るLinuxディストリビューション

 IPCopは、IPCopをインストールしたコンピュータとネットワークを保護することを唯一の目的とした特化型Linuxディストリビューションだ。IPCopは「不正パケットはここから先は侵入禁止!」と誇り高く宣言している。今回SOHO LANにIPCop 1.4.16をインストールしてみたところ、その宣言通りのことが成し遂げられていることが分かった。

WiMAX対応の次期Centrino搭載ノートPC、来年半ばに登場へ――AcerやLenovo、松下などが製品リリースを計画中

 WiMAX対応の次期Centrinoプラットフォーム「Montevina」(開発コード名)を搭載したノートPCが来年半ばにも登場する見込みだ。米国Intelは、サンフランシスコで開催中の「IDF(Intel Developer Forum)Fall 2007」(9月18日-20日)で、ベンダー各社がMontevinaプラットフォーム搭載のノートPCを来年中にリリースする見通しであることを明らかにした。

ワイヤレスカードをLinuxで利用可能にする2つのツール

 GNU/Linux関係のハードウェアにおいて、ワイヤレスネットワークアダプタほどサポート状況が貧弱な分野はないであろう。大手ベンダからは新型モデルが絶えずリリースされているものの、そのほとんどがLinuxのサポートを端から放棄しており、またこれらのワイヤレスカードに対応したフリードライバをリバースエンジニアリングで作成するのはほとんど不可能に近い状態になっている。特にラップトップの場合、ワークステーションほどのカスタマイズを施してくれる販売業者は少数派と言っていいのが現状だ。こうした不満に対して、色々と不備な点はあるものの、一応の実用的なソリューションを提供してくれるのが本稿で紹介するndiswrapperおよびBroadcom firmware cutterである。