国際電気通信連合：「WiMAX」を3G携帯の国際標準規格に

　国際電気通信連合（ITU）は10月19日（スイス時間）、ブロードバンド無線規格「WiMAX」を、モバイル通信の国際標準とする勧告を採択した。第3世代（3G）携帯電話の規格として世界的に普及が進む見通し。

　WiMAX（IEEE802.16）は、最大70Mbpsの高速通信を実現する無線通信技術で、到達距離が50kmと大きく、無線LANよりも広い範囲で使えるのが特徴。米IntelやNokiaなどが推進している。

　ITUによる国際標準規格としての呼称は「IMT-2000 OFDMA TDD WMAN」。IMT-2000は3G携帯電話向けの規格で、これまでに「W-CDMA」「cdma2000」など5種類の技術があり、WiMAXは6番目となる。【高森　郁哉／Infostand】