シマンテック、ボットネット対策に特化した業界初のセキュリティソフト

 シマンテック(木村裕之社長)は11月28日、業界で初めて、ボットネット対策に特化したセキュリティソフト「ノートン・アンチボット」のダウンロード販売を11月28日に開始すると発表した。直販サイト「シマンテックストア」での価格は3990円で、1ライセンスでPC3台まで利用できる。

iptablesを使って特定のネットワークアプリケーションをブロックする

 多くの企業や組織が、社員などによるMSN Messengerなどのチャットプログラムの濫用という生産性に関わる問題に直面している。そのためチャットプログラムを濫用するユーザや単にそのようなプログラムが必要ではないユーザに関してはその種のトラフィックをブロックするようにとの指令を受けるIT部門もある。プロキシサーバでMSN Messengerなどのアプリケーションをブロックすることも可能だが、MSN Messengerは数多くのバージョンが使用されているためプロキシサーバでブロックするのは困難であり、すり抜けてしまうクライアントも一部にあるかもしれない。そこでiptablesを使用すればMSN Messengerのトラフィックをより簡単にブロックすることができる。

日立ソフト、情報家電向けSELinuxを開発

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2007年11月14日、情報家電などの組み込み機器向けに最適化した「情報家電向けSELinux」を開発したと発表した。「SELinux」(Security-Enhanced Linux)のハードウェアリソース消費量を削減することで、組み込み機器での動作を可能にした。情報家電のセキュリティ問題に対応する。

SRA OSS、旧版の「PHP 4」を対象とするセキュリティ対策サービス

 SRA OSS(日本支社:東京都豊島区)は、オープンソースのスクリプト言語「PHP」の旧バージョン「PHP 4」向けのセキュリティ対策サービス「PHP4セキュリティ保守サービス」を2007年12月1日開始する。コミュニティによる保守・アップデートが近く終了する予定であることから、その後も含めてセキュリティ対策をサポートする。価格は1システムあたり年間84万円。

定期的なアップデートでネット攻撃から身を守る

 オペレーティングシステムについては、パッチを適用して最新の状態を維持することの重要性を誰もが知っている。しかし、アップデートが必要なのはアプリケーションソフトウェアも同じだ。企業がWebの存在価値を高く認め、その背後でコンテンツ管理システム(CMS)のような効果的なツールを使って諸々の管理を行うようになってから、アプリケーションのアップデートはますます重要になっている。残念なことだが、CMSが普及するにつれ、Webサーバ上の機密データを狙う攻撃者がCMSを標的にするようになったからだ。