迷惑メール:発信国のブラックリスト、中国が急改善

 英Sophosはこのほど、迷惑メールの発信地のブラックリスト(07年第3四半期分)を発表した。これまで通り米国がワースト1で、同社が調べた迷惑メールのうち28.4%は同国から発信されていた。一方、従来ワースト2だった中国(香港を含む)が4.9%にとどまり、ワースト3に改善したのが目立った。

 中国は一時期、全体の20%を超えるようになり、米国と並ぶ「二大発信源」とみられていた。しかし、昨年後半から「中国発」の割合が徐々に減少。当局が海外からの批判に対応し、対策を強化したとみられる。

 ワースト2は韓国(5.2%)で、中国と入れ替わった。4位以下はロシア(4.4%)、ブラジル(3.7%)、フランス(3.6%)の順。日本は昨年半ばまでブラックリスト(1位から12位まで)に掲げられていたが、最近は圏外にとどまっている。【南 優人/Infostand】

Sophos
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