ChangeLog:FSFの2つの賞はSahana ProjectとTed Ts'oの手に

 Free Software Foundation(FSF)が2006 FSF Awardsの受賞者を発表した。Award for Projects of Social Benefitは災害救援活動を管理するために創設されたフリーソフトウェア・プロジェクトSahanaに、Award for the Advancement of Free Softwareは、Linuxカーネルに関する仕事など、フリーソフトウェアに対するTs’oの生涯にわたる貢献を讃えてTheodore Ts’oに贈られた。

Hacker's Profiling Projectの内情

侵入の被害に遭ったマシンに残された痕跡に基づき、攻撃者の次の一手を先読みできたらどうなるだろうか。これこそHacker’s Profiling Project(HPP)が目標とする、侵入者の残したデータ(ログやrootkit、何らかのコード)に対するさまざまな視点からの解析を可能にしようとするオープンな方法論であり、攻撃者のタイプ、ひいてはその手口や攻撃対象の候補を明らかにするプロファイリング手順を解析者に提供するものだ。

Linuxと共に10年

Linuxとフリー/オープンソース・ソフトウェアを有意義に使い始めてから、今年で2度目の10年に突入した。Linuxに初めて触れたのは1995年頃だったが、実際に使い始めたのは1996年6月、最初の個人Webサイトを作成したときだ。今では仕事でもプライベートでも、Linuxデスクトップで個人のコンピューティング・ニーズをすべて満たしている。ここに、私という男とLinuxが共に成長してきた日々を振り返ってみよう。

オープンソースのビデオ・キャプチャーを使った技術サポート

ベルギーに住み進取の気性に富んだ若きコンピュータ技術者Bram Biesbrouckが、旧来のヘルプデスクに新風を吹き込んでいる。もう、電話やインスタント・メッセージを介して手順を1つずつ指示しながら解決するというウンザリする方法はいらない。これからは、captorials.comにあるスクリーン・キャプチャー・ビデオを共に見ながら問題の解決法を質問者に説明できるのだから。しかも、スクリーン・キャプチャー・ビデオを制作するソフトウェアScreenKastを提供し、そのビデオを同サイト上で共有しようと提案している。

Linspireの創立者がまたもスタンドプレー

Linspireの創立者で風変わりな起業家Michael Robertsonが、またもやスタンドプレーを仕掛けた。宣伝のための話題作りに長けたRobertsonが今回掘り出したのは大物だ。疑惑の渦中にあるツール・ド・フランス優勝者Floyd Landisに、嘘発見器の下で競技前も競技中もドーピングはしていないと話し「ペテン師」でないことを証明してほしい、その見返りとして100,000ドルを支払うと、自身のブログ Michael’s Minute に掲載した手紙で申し入れたのだ。