Gmailに付加機能を与えるナイスなGreasemonkeyスクリプトたち

私はGmail愛用者の1人だ。通常のメールソフトはほとんど使っていないに等しく、私が別に持っている個人アカウントへ送られてくる電子メールはGoogleのメールアカウントに転送させているくらいである。特に気に入っているのがラベル機能とチャット機能で、後者の場合、チャットデータをメールアーカイブ中に保存できる点が素晴らしい。そして最近発見したのだが、Greasemonkeyスクリプトの中にはGmailの操作性をより一層向上させるものが用意されているのだ。

目新しさに欠けるGoogle Code Search

Googleは今週、Google Code Searchを公開し、オープンソースコード検索の分野に参入する旨をアナウンスした。これは数十億単位で存在するオープンソース系ソフトのコード検索をするためのツールだが、これによりユーザは、従来版のGoogle検索エンジンでは検索できなかったタイプのファイルを探し出せることになる。Googleが新規に提供するコード検索が同サイトにとって“新機能”というカテゴリーに分類されることに間違いはないが、実のところこうしたコード検索は、その他の検索サイトにおいて何年も前から実現されている機能なのである。

フィッシングを容易にするGoogle Public Service Search

Googleの“新しい”サービスにユーザー名とパスワードを入力するときは用心した方がよさそうだ。開発者Eric Farraroが、GoogleのPublic Search Serviceに潜在的な欠陥 があることを明らかにした。悪意のある(または、いたずら好きな)人物が偽のGoogleログインページを仕込んでGoogleの本当のサービスのユーザー名とパスワードを収集することができるという。

カリフォルニア大、Googleと結んだ書籍デジタル化計画の契約書を公開

 カリフォルニア大学は先ごろ、米Googleに同大学の図書館に収蔵された数百万冊に及ぶ書籍のデジタル化を許可するという内容の契約書を公開した。グーグルは世界の主要な学術図書館と契約を結び、蔵書の一部をスキャンするという書籍デジタル化プロジェクト「Google Books Library Project」を推進して物議を醸しているが、このたびカリフォルニア大が公開した契約書も同プロジェクトに基づくものである。

Google、オープンソースプロジェクトを支援する新リポジトリサービスを発表

 米Googleは7月27日、オープンソース・プロジェクトを対象とした新しいホスティング・サービスの試験運用を開始したと発表した。これにより、オープンソース・プロジェクトの開発者は、Googleの検索エンジンを使って任意のプロジェクトを探し出し、参加できるようになるという。

JavaWorld DAY 2006:Googleのキーマンが語る「オープンソースとソフトウェアの未来」

「今後、ソフトウェアの多くの領域でコモディティ化が進み、その大部分はオープンソース化されていくだろう」——そう主張するのは、米Googleで同社のオープンソース・プログラム「Google Code」を主導するグレッグ・スタイン氏だ。氏は、Java開発者を対象とした技術セミナー「JavaWorld DAY 2006」(2006年6月22日開催。主催:月刊JavaWorld/IDGジャパン)の基調講演において、Googleのオープンソースに関する取り組みやソフトウェア・ライセンスの未来などについて語った。このスタイン氏、Googleに勤務する傍らで、Apache Software Foundation(ASF)の議長も務める、オープンソース界のキーマンの1人である。