「Android 13」が正式公開

 Google(米Alphabet傘下)は8月15日、モバイル端末向けOSの最新版「Android 13」のソースをAndroid Open Source Project(AOSP)で公開し、正式にリリースしたことを発表した。

 Android 13は2021年10月に公開したAndroid 12に続くメジャーリリース。  Material Youを強化し、テーマエンジンでダイナミックカラーをサードパーティアプリのアイコンでも使用できるようになった。メディアプレイヤーでは、音楽やポッドキャストに合わせて自動で外観が変わるようになった。

 空間オーディオのサポートが加わった。ヘッドフォンが対応している場合、利用できる。Bluetooth LE Audioもサポートした。同様に、対応しているアクセサリで利用できる。

 アプリ毎に言語を設定できるようになった。オプトインしているアプリで、標準でアプリの言語設定パネルを用意し、新しいAPIを使ってランタイムでユーザーが選択した言語に設定する。テキストと言語のサポートを強化した。日本語アプリでは、TextViewで文字ではなく文節単位でテキストを折り返すようになった。使用するためには、android:lineBreakWordStyle=”phrase”の設定が必要。また、ハイフネーションのパフォーマンスが200%高速になった。コピー&ペーストのUIが新しくなり、クリップボードにコンテンツが追加されると、ポップアップにより視覚的に確認できるようになった。また、タブレットでのタスクバーが新しくなり、アプリを一覧できるようになった。ドラッグ&ドロップで画面分割モードで表示できる。このほかにも多数の機能が加わっている。

Android Open Source Project(AOSP)
https://source.android.com