Qtアドオンライブラリ「KDE Frameworks 5.84」が公開

末岡洋子
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　The KDE Communityは7月10日、Qtアドオンライブラリの最新版「KDE Frameworks 5.84.0」を公開した。

　KDE Frameworksはデスクトップ環境「KDE Plasma Workspaces」とアプリケーション「KDE Applications」の土台となるライブラリとフレームワーク。Qtプログラミングで利用できる83種類のアドオンライブラリを備え、C++/Qt、QMLでアプリケーションを構築できる。KDE Frameworks 5.84は6月に公開されたバージョン5.83に続く最新安定版。

　アプリケーションのユーザーインターフェイスを設計するフレームワークKXMLGUIで、ToolTipsを拡張可能にする機能が加わった。KDEアプリで長いテキストを含むツールチップを表示できる。モバイル向けのユーザーインターフェイスKirigamiでも、ソースなしの静的リンク、Androidでプラグインのバンドルが可能になるなどの強化が図られている。

　Plasma Frameworkで多数の強化が加わった。要素を一度のみクエリするSvgRectsCacheが加わり、pluginloaderは非推奨のバージョンチェックを削除するようになった。このほか、Breeze IconsとOxygen Icons、KTextEditorなどで細かな機能強化が図られている。

KDE Frameworks
https://develop.kde.org/products/frameworks/