オープンソースの構成管理「Chef」が米Progress傘下へ

 アプリケーション開発・実装技術ベンダーの米Progressは10月7日、構成管理ツールの米Chefの買収完了を発表した。

 Chefは設定・構成管理ツール。Rubyで作成されており、運用の管理自動化が図れることからDevOpsなどで利用されている。企業は2009年に創業、当初Opscodeという社名だったが、2013年に製品名と同じChefに社名変更している。

 Chefは2019年4月、全てのソフトウェアをApache License 2.0の下でオープンソースとして公開することを発表している。

 Progressはアプリケーションの開発・実装に関連したソフトウェアを提供するベンダー。「Telerik UI」「Kendo IO」など、主として買収で通じて製品ポートフォリオを拡大してきた。

 Chefの買収計画は9月に発表、今回規制当局などの承認を得て完了となった。Chefを獲得することで企業向けのアプリケーションをオンプレミス、クラウドで開発、実装、管理するための包括的なインフラを提供できる、としている。

Chef
https://www.chef.io
米Progress
https://www.progress.com/