「Red Hat Enterprise Linux 7.9」公開、7系最後のリリース
Red Hat(米IBM傘下)は9月29日、Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 7.9」を公開した。7系最後のリリースとなる。
Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7.9は、2014年に最初のリリースが公開されたRHEL 7系の最新版かつ7系最後のリリースとなる。なお、7系のサポートは2024年6月末まで。
RHEL 7系は2019年8月公開のバージョン7.7よりメンテナンスフェイズに入っており、本リリースを以ってメンテナンス2フェイズに入った。以降は、Red Hatが定める影響度が「重大」「重要」に分類されるセキュリティアドバイザリ(RHSA)、優先度が「緊急」と分類されるバグ修正アドバイザリ(RHBA)が利用可能になるとリリースされる。
RHEL 7.9ではLinuxカーネルはバージョン3.10.0-1160がベースとなり、米国の情報セキュリティ非営利団体Center for Information Security(CIS)が定めるベンチマーク向けのSCAPプロファイルが加わった。
Red Hatは2019年にRed Hat Enterprise Linux 8を公開しており、新機能の開発は8系で進んでいる。Red HatはRHEL 7系のユーザーに対し8系へのアップグレードを推奨している。
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