米Microsoftがオープンソースの取り組みを集めたWebサイトを公開

 米Microsoftは8月13日、オープンソースの取り組みを集めたWebサイトをオープンしたことを発表した。Webサイトそのものもオープンソース技術を使って構築し、コードを公開している。

 Microsoftは社内の専門家とともにOpen Source Program Office(OSPO)を設け、オープンソースプログラムを管理している。それによると、毎月15万以上のオープンソースコンポーネントを使って製品とサービスを構築しているという。

 新たに公開したWebサイトは、Microsoftにおけるオープンソースの取り組みについての情報を集めたもの。ターミナルアプリケーションとオリジナルのWindowsコンソールホスト「Widows Terminal」、分散アプリケーションのパッケージのための仕様「CNAB」、JavaScriptの代わりにC#でインタラクティブなWeb UIを構築する「Blazor」、クロスプラットフォームアプリの開発フレームワーク「.NET」など、Microsoftは多数のオープンソースプロジェクトを持つが、「Projects」メニューより同社がオープンソースとして進めるプロジェクトにアクセスできる。

 このほか、Microsoftが支援するオープンソースプロジェクトやオープン/フリーソフトウェア開発プロジェクトへの支援についての情報を集めた「Ecosystem(エコシステム)」、Microsoftのオープンソースプログラムについて説明した「Our program」などのメニューもある。

 Webサイトそのものは、OSPOが構築し、オープンソースとして公開している。Ruby/Jekyllを使って構築し、Linux Azure Kubernetes Service(AKS)クラスタで実装されているという。また、Azure Front DoorとAzure CDNも使われている。

opensource.microsoft.com
https://opensource.microsoft.com
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