開発者ツールを強化した「Firefox 79」が登場
Mozillaは7月28日、オープンソースのWebブラウザ最新版となる「Firefox 79」を公開した。新機能の導入は少ないが、開発者ツールで多数の強化が加わっている。
Firefox 79は6月末に公開されたバージョン78に続く最新版。
バージョン67で導入したGPUのハードウェアアクレラレーションを活用する2Dレンダリングエンジン「WebRender」のWindowsサポートを拡大し、Windows 10では主要なIntelとAMDのGPUをサポートした。Windows 7/8/8.1ではアーリーベータ段階のGPUが多く、LinuxとmacOSでも正式サポートのものはない。
開発ツールでは、多数の重要なバグが修正された。また、開発者が非同期コードをイベント、タイムアウトなどを通じて追跡できるasynchronous call stacksが加わった。JavaScriptエラーがConsoleだけでなく、Debuggerでも確認できるようになり、ホバリングすると関連するコードがハイライトされてエラー詳細が表示される。
このほか、SVGのtitleとdescエレメント(ラベルと説明)の不具合やセキュリティ修正も加わっている。
Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/