nginxが「nginx-1.19.1」を公開、スクリプト言語njsも最新版

 nginxは7月7日、HTTPサーバーおよびリバースプロキシの最新のメインラインバージョンとなる「nginx-1.19.1」を公開した。同日、JavaScriptのサブセットでスクリプト言語の「njs」も最新版を公開した。

 nginx-1.19.1は5月末に公開されたnginx-1.19系のポイントリリース。nginxはメインライン(mainline)と安定(stable)版があり、新機能の開発が行われるのがメインラインとなる。なお、現在の安定版は4月にリリースした1.18系。

 lingering_close、lingering_time、lingering_timeoutの各ディレクティブがHTTP/2でも使用できるようになった。FastCGIサーバーとの接続を改善し、gRPCバックエンドから不正確な長さのレスポンスを受け取るとエラーとしてレスポンス処理を停止するようになった。また、バグも複数修正されている。

 njsはJavaScriptのサブセット。nginxの機能を拡張するもので、ECMAScript 5.1に準拠する。ユースケースとしては、リクエストがアップストリームサーバーに行く前に複雑なアクセス制御とセキュリティチェックを行うスクリプト、レスポンスヘッダの操作、柔軟な非同期コンテンツヘッダとフィルタなどが考えられるとしている。

 njs 0.4.2では、行レベルのバックトレース機能を導入した。また、型付き配列の要素を数値的に並べ変えるECMAScript標準である%TypedArray%.prototype.sort()を導入した。ファイルシステム(fs)モジュールを拡張し、mkdir()、 readdir()、rmdir()などが使えるようになった。

 この他、パーサーのリファクタリングを進めた他、TypeScript API記述など多数のバグも修正した。

 nginx、njsはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

nginx
https://nginx.org