Web技術でデスクトップアプリを構築できる「Electron 9.1」が公開

 米GitHubのアプリケーション構築フレームワーク「Electron」開発チームは7月7日、最新版となる「Electron 9.1.0」を公開した。

 Electronは、Node.jsとChromiumをベースにJavaScript、HTML、CSSでクロスプラットフォームのデスクトップアプリケーションを構築できるフレームワーク。

 Electron 9.1は、5月に公開されたバージョン9系の最初のポイントリリース。

 メインスクリプトを走らせるメインプロセスでMessagePortが利用できるようになった。デバッガモジュールでsessionIdをエクスポーズするようになった。

 WindowsとmacOSで、イベントのサスペンドとリジュームをサポートした。Windowsでは、マイク、カメラ、画面のメディアタイプに対してアクセスステータスを得るsystemPreferences.getMediaAccessStatus()も加わった。

 これら機能面での強化に加え、スリープ時のシステムクロックの問題により生じる断続的なCPU消費などの問題を修正した。

Electron
https://www.electronjs.org/