Cloud Foundry、コマンドラインインターフェイスの最新版「cf CLI v7」をリリース
Cloud Foundry Foundationは6月24日、オープンソースのPaaSプラットフォーム「Cloud Foundry」向けのコマンドラインインターフェイス(CLI)「cf CLI v7」を発表した。
Cloud FoundryはCloud Foundryの開発母体で、cf CLIはCloud Foundry API経由でクラウドの操作を行えるコマンドラインインターフェイス(CLI)。開発者はこれを利用して、シンプルなコマンドを入力して複雑なタスクを行うことができる。Apache License 2の下で公開されており、WindowsおよびmacOS、Debian、Red Hat向けのバイナリインストーラーが提供されている。
cf CLI v7は、2014年に公開されたv6以来のメジャーリリース。複雑な開発と実装を簡素化することに主眼を置いて開発した。
push、restart、restage、copy-sourceといったコマンドでアプリケーションのローリングデプロイがサポートされた。これまでダウンタイムなしにアプリケーションを更新するためには複数のCLIコマンドを組み合わせる必要があったが、「–strategy rolling」オプションを指定することでローリングアップデートができるようになった。
cf pushコマンドでは、バンドルされているサブセットのみを独立して動かせるようになった。コードをシステムにアップロードしたり、必要なランタイムとミドルウェアの検出とインストールなどができる。
単一のコマンドで複数のプロセスで動くアプリケーションをプッシュできるようになった。また、同一のコンテナで追加のプロセスを走らせることができるサイドカー・パターンでのアプリケーションのプッシュもサポートした。
また、Cloud Foundryオブジェクトにメタデータを付加できるようになった。大規模なCloud Foundry実装の運用やモニタリング・監査を支援するとしている。
このほかにも多数の機能強化が加わっている。
Cloud Foundry
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