Microsoft、Chromiumベースの「Microsoft Edge」正式版を公開

 米Microsoftは1月15日、ChromiumをベースとしたWebブラウザ「Microsoft Edge」の公開を発表した。バージョン番号は79.0.309.65、デスクトップはWindowsおよびmacOS、モバイルはiOSとAndroidに対応し、日本語を含む90以上の言語で利用できる。

 Microsoft EdgeはMicrosoftが「Windows 10」に合わせて開発したWebブラウザ。当初は独自開発だったが、2018年12月にGoogleのChromiumベースに変更することを発表している。ChromiumベースのEdgeは2019年春に初のプレビューが公開されており、今回初の正式版となる。Chromiumはオープンソースプロジェクトとして開発されており、これをベースとするWebブラウザとして「Google Chrome」のほか「Opera」や「Vivaldi」などがある。

 特徴は性能、プライバシー、生産性など。Microsoft Edge 79は追跡に対する保護が3段階あり、デフォルトは訪問していないサイトからの追跡を遮断する中間の「Balanced」となる。オンライン体験をカスタマイズする機能として、新しいタブページのレイアウトやデザインを選択するなどのことができる。

 このほかAzure Active Directory(AAD)による同期機能、Internet Explorerモード、4Kストリーミングの対応、Dolbyオーディオ、Microsoft Search in Bingの統合なども備える。Chromeベースの拡張も利用できるという。

 Microsoft EdgeはWindows(バージョン7/8/8.1/10)、macOS向けを専用サイトより入手できる。また、Windows Updateを通じての配信も行われる。

Microsoft Edge
https://www.microsoft.com/en-us/edge