分散ストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka 2.4」リリース

 Apache Kafkaコミュニティは12月16日、分散ストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka 2.4.0」のリリースを発表した。

Apache Kafkaはリアルタイムでのデータ配信を実現するためのストリーミングプラットフォーム。さまざまなデータを扱えるAPIを備えており、さまざまなアプリケーションで利用できる。

 Apache Kafka 2.4は6月に公開されたバージョン2.3に続く最新版。新機能として、フォローするレプリカからの読み込みが可能になり、最も近くのレプリカからフェッチできるようになった。ブローカーは隣接するレプリカにユーザーをリダイレクトできる。

 新しいJavaオーソライザAPIが加わった。ブローカーの他のインターフェイスとの互換性があり、非同期のACLアップデートもサポートする。

 マルチクラスタ対応のレプリケーションエンジン「MirrorMaker 2.0(MM2)」を導入した。ConnectFrameworkをベースとし、データセンターをまたいだレプリケーションが可能。ディザスタリカバリ向けの機能を備える。

 ストリーミングのドメイン固有言語(DSL)であるKTableで、キーをベースとしないジョインが可能になった。

 このほか、レプリカの再アサイン向けのAPI、常時ラウンドロビンのパーティショニングをサポートするパーティショナーの導入など多数の機能が加わっている。

Apache Kafka
https://kafka.apache.org/