「Apache Kafka 2.1.1」リリース

 分散ストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka」開発チームは2月19日、最新安定版となる「Apache Kafka 2.1.1」公開を発表した。細かな機能強化やバグ修正が加わっている。

 Apache KafkaはScalaとJavaで実装された分散ストリーミングプラットフォーム。Producer API、Consumer API、Streams API、Connector APIと4種類のコアAPIを持ち、ほぼリアルライムで動作するデータパイプラインやストリーミングアプリを構築できる。

 Apache Kafka 2.1.1は、2018年7月に公開した2系の最新安定版。同年11月に公開されたバージョン2.1のポイントリリースとなる。

 機能強化としては、StreamsPartitionAssignorのリトライ改善、findBugsを置き換えたspotBugsでのJava 11サポート、初期JoinGroupでのコンシューマーの失敗検出などが図られた。KStream/GlobalKTableのジョインを強化し、メトリクスのタグはLinkedHashMapを使うことで順番を確実にするという。

 このほか、約40件のバグ修正も行われている。

Apache Kafka
https://kafka.apache.org/