「Go 1.13」が公開、Goモジュールの強化などが行われる
Googleの「Go」言語開発チームは9月3日、「Go 1.13」公開を発表した。
Go 1.13は2月に公開されたバージョン1.12に続く最新版。
本バージョンでは、GoogleのGoチェックサムデータベースとGoモジュールミラーを使って、goコマンドがデフォルトでダウンロードされて認証されるようになった。またバージョン1.11でバージョニングシステムとして導入されたモジュールシステムも強化されている。
言語面では、2進整数リテラル、8進整数リテラル、16進浮動小数点数リテラル、虚数リテラルと、数値リテラル表現が整備された。
コアライブラリでは、crypto/tlsパッケージでTLS 1.3のサポートがデフォルトで有効となり、UnicodeパッケージでUnicode 11.0を利用できるようになった。エラーラッピングをサポート、あるエラー(e)が別のエラー(w)をラッピングできるようになった。
対応プラットフォームとしてOpenSolaris由来のIllumosが追加された。一方でFreeBSDはFreeBSD 11.2以上のみがサポート対象となり、それ以前のバージョンはサポート対象外となった。AndroidはAndroid 10互換となったが、Native Client(NaCl)のサポートは本バージョンで最後となる。
Go 1.13はプロジェクトのWebサイトより入手できる。