オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi 18.4」リリース、安定性などを強化

 オープンソースのメディアプレイヤーKodiの開発チームは9月2日、最新版となる「Kodi 18.4(Leia)」公開を発表した。安定性の強化と使い勝手のための修正が図られている。

 Kodiはかつて「XBMC」という名称で開発されていたオープンソースのメディアプレイヤーソフトウェアで、2014年に名称を変更した。開発母体はXBMC Foundationで、さまざまなOS、ハードウェアプラットフォームで動作する。動画、音楽、写真などデジタルメディアのハブと位置付けており、さまざまなフォーマットのマルチメディアコンテンツの再生に対応するほか、TV番組を録画するPVR機能、JSON RPCベースのインターフェイス、リモコンのサポート(CEC互換、スマートフォンやタブレットのアプリなど)も実現している。

 Kodi 18.4は6月に公開されたバージョン18.3に続く最新安定版。新機能はなく、不具合の修正が中心となる。

 インターフェイスでは、内部のアドオンのソート時のテキストを改善し、ビデオアドオンのシーズン/エピソードフォーマットを修正するなどの強化が加わった。

 再生/ディスプレイではバックエンドとして使用しているFFmpegがアップデートされ、メモリリークやセグメンテーション違反の問題などを修正した。PVRも細かな修正が加わり、ファイルシステムのCircularCache初期化と終了の不具合も修正した。

 Kodi 18.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Kodi.tv
https://kodi.tv/